農業の生産性を上げる化学肥料以前は有機質肥料の時代でした
ハト


農業の生産性を上げるために必要な3大肥料は窒素、リン酸、カリウムで、空気中の水素と窒素から作り出す化学肥料が現在では大きく貢献していますが、多様性の中でオーガニックや無農薬野菜や有機栽培などを売りにする農作物も人気となっています。

化学肥料に比べて手間暇がかかると思われますが、化学肥料が普及する以前は、有機質肥料の時代でして、人や牛や鶏の糞を肥料として活用され、イランやエジプトなどの国では、ハトの糞を効率よく集めるため高さ10~15メートルほどハトの塔が作られ、最大で一万羽ものハトを収容する施設として長く活用されてきたようです。

このハトの塔の利点は、メンテナンスが非常に簡単であったことと、栄養分の高い肥料を効率的に得られるだけでなく、ハトの卵がニワトリのようにタンパク源としての食料にもなり、害虫対策にも効果があったのだそうで、何世紀にも渡って利用されてきたようです。

そんな有機質肥料の時代も水素と窒素から化学肥料を作り出せる時代の波に飲み込まれてしまいましたが、オーガニックや無農薬野菜などの人気の中で、有機栽培も見直されています。



Posted by tier1as at 10:04 │農業